
「睡眠時間はそれなりに確保しているはずなのに、朝がつらい」
「夜は眠れているのに、疲れが残る」
そんな悩みを感じていませんか。
これまでの記事では、
睡眠不足が体と心に与える影響、
睡眠の質を下げるNG習慣、睡眠の質を上げる習慣について解説してきました。
寝る前のスマホを控えている、夜更かしも減らした。
「睡眠の質を上げる習慣」も意識してできている。
それでも改善を感じにくい場合、原因は意志や努力ではありません。
睡眠の問題が、次の段階に進んでいるだけです。
睡眠は、生活習慣 → 環境 → 寝具と、段階的に整えていくものだと私は考えています。
この記事では、
「習慣は整えているのに、なぜか疲れが取れない」
そんな人に向けて、
見落とされがちな“寝具”の問題を看護師・農家視点で解説していきます。その中でも今回は、特に枕の役割についてもお伝えしていきます。

自分も健康を意識して規則正しい生活をしてきたはずなのに、寝ても疲れが取れない、起きると何故か首や肩が痛いといった不調が続いていました。でも寝る環境を変えたらそれが改善したんです。
もしまだ読んでいない記事があれば、
先にこちらを読んでおくと、今回の内容がより理解しやすくなります。
すでに生活習慣を見直している方は、そのまま読み進めていただいて大丈夫です。
生活習慣を整えても眠れない人は、実は多い
令和6年(2024年)の国民健康・栄養調査の結果では、睡眠で休養が十分にとれていない人の割合が約20.4%、つまりおよそ5人に1人程度ということになります。
あなたもその1人ではありませんか?
睡眠は、いきなり良くなるものではありません。
質の良い睡眠を得るために、「積み木」のように考えてみましょう。
- 1段目:生活習慣(就寝時間・朝日・運動)
- 2段目:睡眠環境(光・音・温度)
- 3段目:寝具(マットレス・枕)

(図解:AIにより生成) ※画像はイメージです。
多くの人は、1段目を整えたところで改善を感じます。
しかし一定ラインを超えると、生活習慣だけでは睡眠の質が伸びなくなることがあります。
そのとき初めて、次の段階が見えてきます。
朝起きたとき、こんな症状はありませんか?
以下をチェックしてみてください。
3つ以上当てはまる場合、
睡眠の質を下げている原因は「習慣」以外にある可能性があります。
首と睡眠の深さは直結している
首は、睡眠の質に大きく関わる部位です。
下のイラストを見てください。

※このイラストはイメージです。実際の神経や血管の位置・形状を正確に示したものではありません。
首には、
といった大事な部分が密集しています。
首に余計な緊張がかかると、呼吸が浅くなり、こったりするとリラックスしづらくなります。
その結果、
という状態が起こります。
生活習慣が整っている人ほど、次に影響してくるのが「首の環境」です。

首まわりの緊張が強いと、眠りが浅くなる人は本当に多いです。
痛みがなくても、回復感が弱いだけで生活のしんどさは大きく変わります。
寝ているのに、休めていない感覚
農業の仕事は、日中しっかり体を動かします。
正直、眠れないことはほとんどありません。
それでも以前は、「寝ているはずなのに疲れが抜けきらない」
そんな感覚がありました。
眠れていないのではなく、
体が十分に休めていない。
この違和感は、生活リズムや努力の問題ではありませんでした。
「寝ている姿勢そのもの」が合っていなかっただけだったのです。
ここまで来たら、寝具を見直すタイミング
ここで一度、はっきり線を引いておきます。
こうした場合は、まず生活習慣を整えることが先です。
一方で、
- 睡眠習慣は意識している
- 入眠はできている
- それでも回復感が弱い
この段階にいる人は、寝具を見直すタイミングに入っています。

生活習慣が整っている人ほど、次に影響してくるのは寝具なんですよね。
ここを見直すだけで、朝の感覚が変わる人も少なくありません。
病院で働いていると、患者さんから「マットが固い、枕が合わなくて眠れない」という声も結構多く聞かれます。
枕は「最後の微調整」だからこそ、合う・合わないが出る
枕は、魔法のアイテムではありません。
ですが、睡眠の質を左右する最後の調整役です。
体型・首のカーブ・寝姿勢によって、合う枕は人それぞれ違います。
生活習慣を整えてきた人ほど、枕が合わないだけで努力が無駄になってしまうこともあります。
万能な枕は存在しません。だからこそ、「自分に合うかどうか」が大切なのです。

私も最初は「枕なんて何でも同じ」と思っていました。
でも、合わないまま使い続けていたことに、後から気づいたんです。
まとめ

枕は特別なものというより、体を休ませるための“調整道具”なんですよね。
合う・合わないで、朝の体の軽さは本当に変わります。

私たちもいくつか試して、やっと今の形に落ち着きました。
合うものに出会えると、「こんなに違うんだ」と感じますよ。
今回は、看護師・農家視点から睡眠の質が上がらない人に共通する「寝具の問題」について解説させていただきました。
今までのあなたは眠れないのではなく、休めていないだけかもしれません。
- 睡眠の土台は生活習慣
- 次に整えるのが環境
- 最後に微調整するのが寝具
枕は「眠れない原因」ではなく、
眠れない状態を終わらせるための道具です。
実際にいくつか試した結果、
今はこの考え方で枕を選ぶようになりました。

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